せどりで損切りは必要です【資金回収が優先】

こんにちは!リョウです。
「せどりで売れ残り商品がある・・・」
「赤字になりそうな商品はどうすればいい?」
このように思っている方に向けて、
せどりにおいての損切りの必要性と、損切りのタイミングを解説していきます。
もくじ
せどりの損切りとは?
そもそも損切りとはなんぞや?という方にむけて、『損切り』の意味と、
それに関連する『含み損』と『赤字』の意味についても押さえておきましょう。
損切りとは、含み損が生じている投資商品を見切り売りして損失額を確定すること。
含み損とは、保有している資産の時価が値下がりし損失が生じる可能性がある額のことをいう。
赤字とは、支出が収入より突出している状況。
Wikipediaより引用
せどりで言うと以下の流れになります。
- 5,000円で仕入れ
- 10,000円で出品
- 価格競争などで、4,000円まで値下げしてしまった(含み損1,000円)
- もう値上がりしないだろうと判断して4,000円で販売(損切り)
- 仕入れ5,000円に対して売上4,000円の確定(1000円の赤字)
つまり損切りを簡単に言うと、
値下がりしてしまった商品などを、赤字でも売り切ってしまう事を言います。
せどりにおける損切りの必要性
せどりをやっていると、損切りをやらざるをえない状況が必ず来ます。
値下がりした商品や、売れ残り商品をそのまま放置しておくのは、初心者の方はおすすめしません。
資金が潤沢にある場合は、あえてそういう戦略を取ることもありますが、理解しないでおくと危機的状況に陥り、資金的に、せどりを続けていく事が出来なくなります。
そうならない為にも、これから損切りの必要性を解説していきますので、理解して行うようにしていきましょう。
損切りの必要性は以下の2つがあります。
- 資金ショートを防ぐため
- 全体の利益を安定させるため
それでは、以下でそれぞれ解説していきます。
【1】資金ショートを防ぐため
特に初心者は損切りをしないで、せどりを続けていたら資金がショートしてしまいます。
よくお金の流れは血液に例えられますが、人間で言う血液がドロドロ、不健康状態が続くことは、
せどりだと、売り上げを回収できていない、お金の流れが悪い、あるいは支払いが滞っている状態です。
すなわち、お金の流れが止まり資金が無くなってしまう事は、以下の意味を表します。
- 人間で言うと、心臓への血液が止まる事→亡くなる
- せどりで言うと、資金ショート→倒産
最初の内から利益が出る商品ばかり仕入れる事は難しいので、どれだけ気を付けていても赤字になってしまう商品が出てきます。
「この値段で売れるはずだ!」
「これから値上がりするはずだ!」
このように思っていたらどうなるでしょうか?
仕入れた商品が売れて初めて手元にお金が入るので、このまま販売せずに、他の商品の仕入れを続けていたら、やがて資金がなくなり資金がショートしてしまいます。
クレジットカード仕入れであれば、支払日までに入金をしないといけないので、
特に気を付けないとあっという間に資金がショートします。
なので、思った期間で売れない場合は損切りして、薄利でも赤字でも販売して手元にお金を戻す。
それがなぜ薄利、赤字だったかを振り返り、次の仕入れ資金に回すのが大切です。
この様に損切りをしていく事によって、資金ショートする確率を限りなく0に近づける事が出来ます。
【2】全体の利益を安定させるため
初心者でも、ベテランでも必ず、赤字になってしまう商品はあります。
なので、その商品単体では赤字でも全体では黒字になって入ればOKと考える事が大事です。
そして、早めに損切りして、回収した資金を次の仕入れに回す事で利益は安定していきます。
例えば、仕入れ単価5,000円の場合を見てみましょう。
5商品の仕入れ合計は2万5,000円。
5商品をそれぞれ仕入れ値を下回る4,000円で販売したら合計売上2万円で、合計5,000円の赤字です。
しかし、損切りしても売上の2万円は戻ってきます。
その2万円を次の仕入れに回せば、経験上4万円の売上は作れます。
売上4万円の利益率20%としたら、利益は8,000円です。
要するに、
損切りして5,000円の赤字が出ても、回収した売上金を次の仕入れに回せば、利益8,000円取れるわけなので、
結果的に+3,000円になると言う事です。
また、5商品の仕入れ合計の2万5,000円をずっと回収できなければ、更に機会損失になってしまいます。
損切りが遅れて、どんどん値下りすればするほど、資金は滞り、利益は少なくなりますので、
早めに損切りして、次の仕入れ資金に回すのが大事だと言う事です。
また、月に50商品の販売をしていた場合を例にすると、
内45商品は黒字で、他5商品は赤字でも、全体で見ればしっかり利益が残っている状態であればいいわけです。
全ての商品で利益を出すのは理想ですが、そうもいかないので赤字、黒字の両商品を把握し、次につなげれば全体の利益の安定につながります。
もちろん、なぜ赤字になったかを振り返り二度と同じミスはしないと言う事は重要です。
せどりの損切りのタイミング
クレジットカード仕入れであれば、クレカ支払日までに売り切って入金を済ませておかないといけないので、
基本的に仕入れから1ヶ月あたりのタイミングで、価格を下げる、ヤフオク等で併売したりして、資金を回収していきましょう。
もちろん、仕入れから出品までタイムラグがあるので、早めに納品するのは大事です。
ですが、価格競争や相場の値下がりで、赤字になりそうだと含み損が出たら、早めに損切りしていくのをおすすめします。
ただし、今月の仕入れ額分の売上が立っていて、支払い額が間に合うのであれば、全て無理に損切りする必要はありません。
支払額が間に合うかどうか、売上が足りているかなど資金管理の全体像を把握しておかなければいけないので、
売上管理表をつけておくのをおすすめします。
売上管理については、以下の記事で解説していますので是非ご覧ください!
✅せどりの売上管理はどうすればいい?管理すべき項目を解説【売上管理表見本あり】
せどりで損切りは必須です!【まとめ】
今回の記事をまとめると以下の通りです。
✅せどりの損切りとは?
値下がりしてしまった商品などを、赤字でも売り切ってしまう事
✅せどりの損切りはなぜ必要なのか?
- 資金ショートを防ぐため
- 全体の利益の安定させるため
✅せどりの損切りの考え方
- 赤字になりそうだと含み損が出たら早めに損切り
- 早めに損切りして次の仕入れに回せば、逆にプラスになる事もある
- クレカ仕入れであれば、支払日までに入金させる為に損切りして資金を回収
- 損切りをしないで、値下がりを放置していると資金ショートのリスクがある
- 全体の売上利益を把握して損切りの判断をする
- 損切りしても、全体でしっかり利益が残っていればいい
- なぜ損切り、赤字になってしまったのかを振り返る
せどりをやっていると、どうしてもミス仕入れをやってしまう時はあり、『損切り』をしなきゃいけない時があります。
その時は、早めに損切りして資金を回収して次の仕入れに回し、1商品で損切りしても全体で利益を取れていればOKという考えが重要です。
その様な考えでせどりをやっていけば、資金ショートの可能性は低くなり、利益も安定していきます。
それでは、最後までご覧頂きありがございました!
この記事があなたにとって役に立つものであれば嬉しいです!