電脳せどりで稼げない人の共通点について考えてみた

こんにちは!リョウです。
「電脳せどりで稼げない」
このような声をたまに聞く事があります。
そんな中、電脳せどりを主にやってきた僕が、稼げない方の共通点について考えてみました。
目標に対しての道筋が定まっていない
例えばあなたが今、東京に居るとして、「北海道の札幌に行きたい!」と思ったとします。
この時に、目的地の札幌に行くためには何を考えますか?
飛行機で行くのか?車?バス?新幹線?船?
到着までにどのくらいの時間がかかるのか?移動費は?
これらのことを当たり前に考え、最適なルートと方法で目的地に向かうはずです。
「大体、北に向かえば着けるっしょ!」と思って、実際に行く人は少ないかと思います。
辿り着こうと思えば、着けるかもしれませんが、目的地に着くまでに膨大な時間がかかります。
中には、着けずに挫折して、途中で引き返したり諦めるかもしれません。
これは電脳せどりでも同じ事が言えます。
しかし、電脳せどりの事になると、これらの道筋を考えずに目的地まで向かう人が多いのです。
あなたは電脳せどりで、いくら稼ぎたいと思って始めましたか?
「副業で月利10万円!」と目標を立てたのはいいですが、
具体的にいくら仕入れて、どのぐらいの利益率で、いくら販売すれば良いか?などの細かい事について、具体的に考えたことはありますか?
そこで以下の、月利10万円を目標とした時の道筋となる、目安の数値を解説していきます。
- 売上はいくら必要か?
- 月の仕入れ額は?
- 商品単価と月の販売個数は?
その前に前提として、売上や利益を理解しておく必要がありますので、
以下の式を押さえておきましょう!
利益 = 売上高 − 仕入れ値−手数料−経費
売上高
販売した商品の合計額
仕入れ値、手数料、経費
これは、Amazonを販路とする電脳せどりでは以下のものがここに当たります。
- 仕入れ値
- Amazon手数料
- FBA倉庫までの納品送料
- 大口出品月額登録料4900円+税
- その他の雑費(梱包資材など)
利益(粗利)
上記の売上高からその他を引いた額
それでは、月利10万円を目標とする時の道筋となる、具体的な数値を解説していきます。
売上はいくら必要か?
一般的な利益率20%と仮定すれば、約50万円売り上げる必要があります。(100,000÷0,2)
1日あたりで言うと、50万円÷30日=約16,667円という計算式になります。
なので1日あたり、約17,000円の売上が必要となります。
商品単価と月の販売個数は?
- 商品単価5,000円の場合
50万円の売上÷商品単価5,000円=100商品の販売
上記の計算式から、5,000円の商品を売って月利10万円を達成するとした場合、月に100商品を販売する必要があります。
なので、1日あたり約3〜4品売る必要があると言う事が分かります。
- 商品単価10,000円の場合
50万円の売上÷商品単価10,000円=50商品の販売
上記の計算式から、10,000円の商品を売って月利10万円を達成するとした場合、月に50商品を販売する必要があります。
なので、1日あたり約1〜2品売る必要があると言う事が分かります
月の仕入れ額は?
仕入れ額を求めるには(売上50万円−粗利10万円=仕入れ40万円)と言う単純計算式が出てきます。
ただしAmazonで販売するので、Amazon手数料や、FBA納品送料、大口出品登録料、その他の雑費などの経費も含めると、
仕入れ40万円では利益として10万円残らないので、
月利10万円を目標とするのであれば、30万〜35万円の仕入れ額を目安とすれば良いでしょう。
もちろん利益率をあげれば、同じ売上でも利益は多く残ることになります。
月の仕入れを約35万円と仮定して、1日あたりの仕入れ額を求める場合、以下の計算式になります。
仕入れ約35万円÷30日=11,667円
なので1日あたり約12,000円の仕入れが必要だと言う事が分かります。
これはあくまで目安なので、月はじめにまとめてドカッと仕入れてもいいですし、
各週の土日にまとめて仕入れてもOKです。
月利10万円稼ぐ為の道筋(まとめ)
- 売上はいくら必要か?
約50万円
- 仕入れ額は?
約30〜35万円
1日あたり約12,000円
- 商品単価と月の販売個数は?
>商品単価5,000円の場合
月に100商品の販売
1日あたり約3〜4品
>商品単価10,000円の場合
月に50商品の販売
1日あたり約1〜2品
継続出来ていない(諦めるのが早い)
僕は、物販を含むネットビジネス関係のコミュニティにいくつか入っているのですが
「絶対に稼ぐぞ!」とやる気満々で言った人が、初月は日報や、やる気のあるコメントを投稿しているのをよく見ていました。
それが気付けば全く投稿しなくなり、「本当に稼げるんですか?」などと自分の作業量の少なさと、継続の甘さを棚に上げて、他責思考なコメントし、しまいには文句を垂れて、メンバー「〇〇◯◯」が退席しました。
というのを何人も見てきました。
電脳せどりという、比較的結果が出やすいビジネスであれど、最初はわからないことだらけなので大変です。
楽になっていくのはその後なので、まずは正しい努力で継続して行かなければいけません。
ここで1つお伝えしたい事があります。
あなたは『自転車の理論』を知っていますか?
ほとんどの方が自転車に乗った事があるかと思いますので、自転車に乗って漕いでいく事を想像してみてください。
自転車に乗って最初の数漕ぎは、ペダルが重いし、全然前に進むペースが遅いですよね。
だんだん漕いで行くうちに、ペダルが軽くなり、軌道に乗れば進むペースが急に上がっていくと思います。
これは電脳せどりでも同じで、最初の一歩や初期の段階では大変なことばかりで、ペダルが重く前に進むペースが遅い状況なんです。
つまり、大変な事を乗り越えながら継続して行くことは、重いペダルを継続して漕いでいる状態で、軌道に乗れば楽に回っていく状態になる訳です。
この最初の重いペダルを漕いで、前に進みにくい状態で諦めてしまう人が多いのです。
また違う稼げる情報を見つけては、最初の重いペダルを漕ぐ状態になり、諦めての繰り返しで、
いわゆる『ノウハウコレクター』になってしまい、稼ぐ事が出来ずに諦めてしまいます。
これは電脳せどりだけに限らず、他のビジネス、人間関係、ダイエットなどにも当てはまります。
最初はどれも大変ですが、それを乗り越えて継続した先に、ペダルで言うと楽に回る状態があるのです。
もちろん同じ電脳せどりの中でも、新たなジャンルに挑戦したりステージによって、この重いペダルを漕ぐ時期は必ず来ます。
これを乗り越えて継続しなければ成功はないので、この『自転車の理論』を頭に入れておきましょう!
電脳せどりの優先順位が低い
電脳せどりで稼ぎたいと言っているけど、圧倒的に優先度が低い人が多いです。
副業の限られた時間で取り組む訳ですから、会社から疲れて帰って来たら、
風呂に入って、ご飯を食べてダラダラしてすぐに寝たいと思うのはよく分かります。
僕も最初はそうでした。
稼げない人は、『出来ない理由』ばかり言ってしまう傾向にあります。
例えば、
- 時間がないから出来ない。
- 自分は頭が悪いから出来ない。
- 〇〇さんだから出来たんでしょ?自分には無理だよ
- etc…
人間は楽な方楽な方に逃げたい生き物ですから、当然と言えば当然です。
ですがそれは、『出来ない理由』を探して逃げているだけです。
厳しい言い方になってしまいましたが、
大事なことは『出来る理由』を考えることです。
>時間がないから出来ない。
本当に時間がないのか?どうしたら時間を作れるかと考える。
- 通勤時間
- 会社の休憩時間
- 無駄な飲み会
- 残業、休日出勤
- 家に帰ってテレビを見る時間
- ビジネス系YouTuberの動画を見て勉強してると言いつつ、実はダラダラ関連動画も見てしまっている時間
- スマホゲーム
- SNS
- 睡眠時間
- etc…
以上の時間を全て、電脳せどりに使えないかと考えます。
必ず削れる所があります。
僕は上記のほとんどを削り、電脳せどりの優先順位をトップに持っていき、取り組んできました。
テレビも一切付けず、スマホゲームも削除し、残業、休日出勤も本当に必要な時だけしかやりませんでした。
会社の休憩時間もリサーチや情報収集に当て、常に電脳せどりの事を考えていました。
日常生活で削る時間がもう無いなら、睡眠時間を削ってでもやる気概が必要です。
毎日深夜の2時、3時まで作業しているのが当たり前になっていた頃もあります。
睡眠時間を削るとパフォーマンスが低下するので、おすすめはしませんが・・・
なので、常に電脳せどりのことを考え、使える時間を少しでも捻出する努力が必要です。
ただし例外として、
早朝から深夜まで働き、休みもほぼ無く、たまに会社に寝泊りするようなブラック企業に勤めているような方は、
そもそも日常生活で時間を削る所が無いので、まずは転職をおすすめします。
究極に時間が無く心身ともに疲弊している状態では、そもそも副業自体おすすめしません。自分の体が第一優先です。
>自分は頭が悪いから出来ない。
電脳せどりに頭の良さは必要ありませんが、自分にはどこの勉強が必要なのかを考える。
モノレートの見方がわからないのか、利益率や売上原価などの用語がわからないのか、電脳せどりの古物商関係の法律についてわからないのか、自分にはどこの知識が足りないのかを考えればいいのです。
今稼いでる人も、最初は分からない状態だった訳です。
僕も最初は分からないことだらけで、その都度知識を吸収して、トライアンドエラーを繰り返して来ました。
自分はこうだからと決めつけるのは、もったいないです。
電脳せどりで稼ぐと決めたなら、優先順位を高くし、それに必要なことを勉強していけばいいだけです。
>〇〇さんだから出来たんでしょ?自分には無理だよ。
自分とその人の違いはどこにあるのか?なぜ無理だと思うのか?どうすれば出来るようになるか考える。
前項と被るのですが、自分には無理だと最初から決めつけてしまうのはもったいないです。
出来ている人と自分の差はなんなのか?知識の差?行動力?作業量?仕入れ量の差?
育って来た環境も違えば、年齢も経験も違うので、初月から結果が出る人もいれば、結果が出るまで1年かかる人もいます。
ですが、同じ人間なので、電脳せどりという比較的結果が出やすいビジネスでは、結果が出ている人がいると言うことは、必ず自分も出来る!という根拠のない自信も必要です。
なので電脳せどりのことを常に考え、出来る理由を考える癖を付けましょう。
正しい努力と行動量が伴えば必ず結果は付いてきます。
そもそも何をどこで仕入れて良いのかわからない
基本的にせどりは、商品を仕入れて、仕入れた商品を販売して、その利益の差で儲けるビジネスです。
なので、そもそも『仕入れ先』と『仕入れ商品』が分からければ、仕入れもできず販売もできないので、致命的な訳です。
仕入れ先と仕入れ商品を知っていれば知っているほど、稼ぎは伸びていきます。
なのでまず初心者が知っておくべき『仕入れ先』としてヤフオクがあります。
そして僕は主に電脳せどりで、中古家電をヤフオクから仕入れる事をおすすめしています。
以下の記事で、ヤフオクリサーチのコツや注意点をまとめていますので、見てみて下さい!
【2019年】電脳せどりでヤフオクリサーチのコツと注意点【法改正対応】
以下の記事も合わせて、中古家電の攻略法もお伝えしていますので、ご覧ください!
電脳せどりをやっているけど、商品が見つからないという方はこちらもよかったらご覧ください!
電脳せどり初心者の『仕入れる商品が見つからない』を解決します
まとめ
ここまで、電脳せどりで稼げない人の共通点を解説してきましたが、これらの逆のことをすれば、稼げるようになれると言うことです。
まとめると、電脳せどりで稼げない人の共通点は以下の通りです。
- 目標に対しての道筋が定まっていない
- 電脳せどりの優先順位が低い
- そもそも何をどこで仕入れて良いのかわからない
ここで最後に、ビジネスをやっていく上で参考になる金言をご紹介いたします。
『成功はアート、失敗はサイエンス』
成功の原因は無限にあるが、失敗の原因は限られている。
だから、俺は徹底して失敗した経営から学び、自分はそれをしないようにしている
株式会社オンデーズ:代表取締役 田中修治
この記事があなたにとって役に立つ情報であれば嬉しいです!
最後までご覧いただきありがとうございました!